ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

 自主学習会(5)

今回が最後になる第5回目「ひめゆり」上映実行委員会の自主学習ワークショップを、山形市市民活動支援センター会議室@霞城セントラル23階にて開催しました。今回のテーマは「さまざまな角度から沖縄戦を知ろう:その2」。「ひめゆり」という作品を人びとに普及していくにあたり、必要となってくるのは、「ひめゆり」に限らない、沖縄戦のさまざまな局面についての知識や教養です。そこで、沖縄戦の現実を切り取ったさまざまな作品に触れることで、沖縄戦をより多角的に知るとともに、そうした作品たちの中での「ひめゆり」のユニークさに改めて気づく。これが、今回のワークショップの目的です。参加者は、亀嬢、穴子嬢、三竹嬢、紙御理嬢、たかのり嬢の5名。
前半は、東京の小学生たちが平和学習の一環として沖縄を訪れ、戦争について学んでいく模様を記録したドキュメンタリー作品『ちいさな語り部たちの記録』(1992)を上映、みんなで鑑賞したのち、意見や感想を出し合いました。作品中では、沖縄戦体験者の人びとの証言のみならず、戦後の沖縄が置かれたさまざまな状況についても描かれており、わたしたち本土の戦後(における平和)が、沖縄の基地によって贖われているという事実に改めてハッとさせられたわたしたちなのでした。
その後、ワークショップの後半は、これまでの全5回にわたる自主学習会についてのふりかえりということで、参加者それぞれから感想を話してもらいました。具体的な感想については、のちほど参加者の人びとそれぞれにブログ上で再現していただくとしますが、主催者側としては、今後のいろいろにつながりそうな感想の言葉をたくさんいただくことができたので、企画した甲斐があったという感じです。今回それぞれが感じたであろう「知ること」の面白さにより意識的に焦点を当てた企画を水面下でこっそり構想中でありますので、そちらのほうもご期待ください。では、残りあとわずかですが、上映開始日までがんばりましょう!