ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

 上映6日目・夜の回

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ぷらほ通常営業を終え、みんなで豪華なディナータイム。場所はもちろん、高級イタリアンレストラン「サイゼリヤ」ですよ。今日の「ひめゆり組」は、巡回アナゴ・貼子嬢・ソルティーお塩+愛ママ。そして日中ぷらほってくれたHっ氏ーは観客としてフォーラムへ来てくれました。他にも、かっちNPOのご両親や愛ママの恩師の姿も。何度も何度も書いていますが、こうしてたくさんの方がご来場くださっていること、本当に嬉しいです。


上映が始まってから、ロビーにて山形国際ドキュメンタリー映画際のTさんとお話しました。彼は私にとって、師匠でもあり憧れの存在でもあります。この「ひめゆり」上映会のきっかけを作ってくれたのは、他でもないこのTさん(何度となくこの話をしているのでご存知の方も多いでしょうが)。去年のドキュメンタリー映画祭の会場にて「ひめゆり」のチラシを手にした私。(余談ですが、私が去年初めて出会った「ひめゆり」のチラシは、プロダクション・エイシアの富士さんが、遥々山形まで運んでくれたものだったことが21日に判明!まさに人から人へ、バトンを渡すかのような広がりですね。)どうしてもこの作品が観たくて「この映画、山形でやらないの?」とTさんに訪ねました。するとTさんはこう言いました。「君が観たいなら、君が上映会を開けばいい。」―――ごもっともです。さらに彼はこう続けました。「俺だったら、自分が観たい映画は自分で上映したいけどなぁ」。そんな言葉に乗せられて、今に至ったという訳です。
上映会を迎えるまで、Tさんには本当にお世話になりました。私にとって自主上映は初めてではなかったけれど、いずれもサブ的な動きだったし、全体を俯瞰しながら活動をしなければならないポジションは初めてだったので、おおいに悩み、おおいにつまずき、おおいに涙しました。その度にTさんは愛を持ってなぐさめてくれると思いきや、決して甘やかしてはくれませんでした。「答えを見つけるのはあくまでも君自身だよ」と、ヒントはくれるけど答えは教えてくれませんでした(もちろん、答えはひとつではありませんしね)。
上映会までの数ヶ月間を振り返り、「Tさんから乗せられてこんなとこまで来ちゃったよ(笑)。でもあの時背中を押してもらって感謝してます」とTさんに伝えました。すると彼は「君はやると思ったからけしかけたんだけどね」と笑いました。何でも、その当時(ひめゆりが観たい!と話した時)の私からは「この作品を絶対に観たい」という切実な想いが感じられたとのこと。「そういう“他の誰でもない、私自身がこの作品を観たいんだ”という動機こそが大事なんだ」と話してくれ、「自主上映の原点を見た気がするね」とも話してくれました。
このエピソードも知っている方が多いかと思いますが、ひめゆりのチラシと出会った私は、しばらくの間「チラシを見るだけで泣けて泣けて仕方がない」という状態が続きました。何故なのでしょうね。未だに理由は分かりません。でもとにかく、その時の「泣けて泣けて仕方ない体験」があったからこそ、この度の上映会が成り立ったのだと思っています。
この後、また用事があるというTさんに「2000年にTさんと出会って、一緒に上映会を行った。今振り返るとあの時が大きな転機だった気がする。今、こうしてひめゆりの上映会を行っている訳だけど、時間が経って今を振り返った時、きっと大きな転機だったなぁと再び実感する気がする」と伝えました。「その喜びや楽しみがあるから俺も頑張れるんだよ」。Tさんはこんな言葉を残して会場を後に。なんてかっこいいんだろう。彼のような魅力的な人に私もなりたい、と強く思いました。


今回の上映にも50名を越える方々が足を運んでくださいました。もちろんこの成果は、私1人だけの努力ではありません。たくさんの方々に力になってもらい、大勢の方々の協力があったからこその成果なのです。この度の上映会に関わる全ての皆さんにこころから感謝申し上げます。どうもありがとう。明日はいよいよ最終日です。この6日間に手渡したバトンが、明日、ここに集まりますように。そしてそれぞれに広がっていきますように。


ここで唐突に今日の一枚↓

フォーラムのスタッフHさんとぷらほの仲間たち。昨日・一昨日とHさんがお休みだったため、愛ママの「Hさんをいびりたいバロメーター」がMAXに。反動をともなった大打撃が彼を襲ったことは言うまでもありません。今日も遅くまでのお手伝いありがとう!お疲れさまでした(・∀・)