ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

原発を考える学習会、スタートします

8月20日(土)〜26日(金)上映の『ミツバチの羽音と地球の回転』(フォーラム山形・生活クラブやまがた・ぷらほ+有志主催)に先立ちまして、「原発を考える学習会」を企画しました。ぜひご参加あれ!詳しくはこちらから↓

第1回 7月 5日(火)
第2回 7月13日(水)
第3回 7月21日(木)
第4回 8月 3日(水)
第5回 8月 9日(火)

時間はいずれも19:00〜21:00、会場はサロン・ド・フォーラム(カフェ・フォーラムの奥の間)です。


以下、かっちくんからのメッセージです↓

ミツバチの羽音と地球の回転』上映実行委員会のみなさん、こんにちは。
3.11に始まった福島原発事故はいまだ収束の気配も見えず、
現在もなお、穴の開いた原子炉から大量の放射性物質が大気中にばら撒かれ続けています。

なぜ、私たちは現在、このような状況に陥ってしまっているのか。
いま起こっていることはどういうことで、さらにこれから何がおこり、
誰がどのような被害をこうむることになるのか。
また、この状況に責任があるのは誰なのか、
この状況を打開するにはどうしたらよいのか、そもそも収束可能な事態なのか。
仮にいずれ収束できるとして、二度とこのようなことがおこらないようにするにはどうすべきか、
そのために、現在の私たちができること、やらねば成らないことは何なのか。

あの日いらい、たくさんの「?」がわたしたちにとりつき、
わたしたちは、自分たちの無知と無関心がいかほどであったか、今更ながらに痛感しています。

では、どうするか。

エネルギーとか原子力とか、難しいことはよくわからないから専門家に任せればいいや。
どうせちっぽけな自分たちにできることなんてないよ。

そんなふうに思考を停止し、動くことを回避し続けてきた結果が、
現状にまっすぐつながっているのではないかと思います。

もはや専門家に判断を丸投げし、その瑕疵をあげつらって嗤っている場合ではありません。
必要な知識を自分たち自身の手で手に入れ、検討し、議論を重ね、判断したうえで、
それらを現実に反映させていくすべを、私たち自身の手でつくっていくしかありません。

いっしょに考えていきませんか?

今回の講座では、山形北校の学校司書の方にファシリテーターをお願いして、
彼女が高校生たち向けに開催しているディベートを取り入れた市民教育実践「図書館講座」を
市民向けにアレンジしていただき、その手法を用いて、
原発問題をめぐるさまざまな論点についての学びの機会にしていきたいと考えております。

自分たち自身の頭で考えていくことは、自治の出発点といえます。
私たちの自治を、ここから始めましょう。



*講座の構成
(1)ワークショップ「原発知識のたな卸し」
  原発の問題について、わたしたちが何を知っていて何を知らないのか、ワークショップ形式で明らかにしていきます。
  ディベートの論題をそのなかから決めます。
(2)ワークショップ「ためしにディベートしてみよう」
(3)ブックトーク原発をめぐるさまざまな論点」
(4)ワークショップ「ディベート
(5)ふりかえり「学びを経て、わたしたちは何を知り、何を知らないのか」