ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

パステルからの東電

スミーです。今日は14:00からパステル画ワークショップが行われました。


あすあすちゃん、アナゴくん、しげちゃん、弓尓生さん、キッズ2名、お塩先輩、かめんぬ兄さんがぞくぞく来ぷら。
講師をつとめてくださる「mamaの色工房 igune」のM田さんより、本日のテーマが発表されました。「春風」と「好きな色と嫌いな色」です。まずは自己紹介と各々の好きな色、嫌いな色とその理由を発表していきました。みんなそれぞれ、同じ色に対しても感じ方が違っているのでとてもおもしろいですね。
「好きな色と嫌いな色」というテーマでは、その2色をどんな風に混ぜ合わせるか、混ぜ合わせる過程でどんなものが見えてくるか、実際に色を塗っていくと濃淡やグラデーションのうえにさまざまな感覚が浮かび上がってきて、好きと嫌いの境界線ってなんだろう?という疑問もわいてきました。色の名前、例えば虹の色なども、言語によって分け方や数が違うそうですが、その境界線は曖昧です。なんだか、色彩に接していると普段は意識されない、はっきりと言葉にできない感情がわきおこってくるので不思議でした。

キッズたちも力作を量産!う○こも描いたよ。すごいねー。

みんな十人十色の素敵な「春風」と「好きな色嫌いな色」の作品を完成させ、講評をいただきました。

M田さんとS谷さんが作品について語ってくださる言葉はとても多彩で、多くのことを気づかされました。ありがとうございます。作品は近々山形市立病院済生館に展示していただけるとのこと!



その後、英ちゃんが来ぷらしたあたりでそろそろフォーラムへ映画を観に出発しなければなりません。そう、待ちに待った『東電テレビ会議49時間の記録』上映会です。

映画は前後編、休憩をはさんで約3時間半の長丁場でしたが、目の前で刻々と繰り広げられる緊迫した状況とその衝撃の内容とで、あっという間に感じるほどでした。
上映後に滝口さんが聞き手をつとめて、この映画を制作したOurPlanetTV代表の白石草さんと朝日新聞記者の木村英昭さんのトークがありました。映画の公開までの経緯についてお話いただいたところによると、この未曾有の大事故を検証するうえで欠かせない、大変貴重な一時資料であるこの長編映像は、白石さんの団体の計3名のスタッフと、木村さんともう一人の計2名の記者という本当に少人数の方々の努力のおかげで、わたしたちに届けられたものでした。
この映画を観ると、自分たちが大事な問題を専門家まかせにし、その結果莫大なツケを払わされることになったことを痛感させられます。垂れ流されている情報を鵜吞みにするだけでは、わたしたちはバカにされてウソの情報や都合の良い情報しか受け取れなくなってしまいます。この映画を上映するためのフィルム代はなんと破格の2万円だそうです。この映画を少しでも多くの人の目に触れてもらうための働きかけをすることは、そんなにハードルの高くないことだと思います。
この映画は、自分たちのメディアリテラシー能力について考えさせられる貴重な体験となりました。