ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

 ’09『ひめゆり』上映6日目

今日の来場者数は、なななんと107人!信じ難い動員数だっ。


ご存じの方も多いと思いますが、愛ママは今年の4月から、毎週木曜日に山形女子専門学校にて非常勤講師をしております(だから木曜日はかっちくん担当の「加齢の日」なのね)。「女子」「学生」というキーワードは、ひめゆり学徒隊と共通しています。ひめゆりのおばぁたちが、かつて戦場に巻き込まれたのと同じ年頃の女子たち。どうしても彼女たちに『ひめゆり』を届けたい、そう思って校長先生にお願いしました。女専の高等科、6月は行事がたてこんでいる上に、木曜日は学科が多く入っているので、「ダメ元」でのお願いだったのです。しかし、校長先生はこう言ってくださったのです。

「生徒にぜひ観せたいテーマです。学校行事として組み込みます」

何という決断力。校長の判断を受け、すぐに学科の日程(主に講師への日程変更のお願い)に入ってくれた先生方。もう頭が下がりっぱなしでした。

そしてついに迎えた本日。蓋を開けてみるまで生徒の出席率に不安を覚えていたのが本音です。しかし、私の担当する1年生は皆出席、他の学年もほとんど欠席せず登校してくれたのです!

    

もうみんな愛してます。

上映が終わり、生徒に囲まれる愛ママ。「ぷらっとほーむって何?」「共同代表ってえらいの?」「映画の上映をするのが仕事なの?」などなど質問攻めに遭いました。そりゃそうだよね。学校では「先生」という存在としてしか見てないもんね。

そんなやりとりを微笑ましく見守るぷらほメンバーたち。こっそり貼子嬢が上映スタッフ側として佇んでいる件。(・∀・)イイ!

愛ママは生徒の引率として上映会場に登場したため、感想記入シートの回収や、後片付けを任せ、フォーラムを去ります。学校までの道のり、生徒たちと映画の感想を話しながら帰ってきました。こういう時間を持てたのも、校長先生の決断力と先生たちのサポートがあったからこそ。本当に感謝感謝です。

107人という驚異の動員数をマークしたのも、すべて女専が理由かというとそうじゃありません。本日フォーラムに足を運んだ女専の生徒&教員の数は39名。上山「蔵王いこいの里」さんが10名ほどで観に来て下さった事実はありますが、だとしても残り60名は純粋に今日の上映会に集まってくれた方々なのです。一昨日のYBC効果かしら?いずれにせよこれだけの皆さんに『ひめゆり』を届けられたこと、本当に嬉しく思っています。

学校での任務を終え、ぷらほに戻る前に『ひめゆり』の制作・配給元であるプロダクション・エイシアに報告のお電話をしました。

愛ママ「明日の上映を待たずに、目標動員300名を達成しましたよ!」

大兼久さん「やったね愛ちゃん!エイシアに来ない?(笑)」

さり気にへッドハンティングを試みる大兼久さん萌え(*´Д`)

柴田さんを囲む会や、舞台挨拶、そしてぷらほでの熱い語らいなどで、柴田さんの『ひめゆり』にかける思いをお聞きしてきたわけですが、その前と後では『ひめゆり』がまるで違って見えるから不思議です。そういった意味でも、ぜひ明日の最終上映には「1度観たけど、もう1度観よう!」という方が集ってくれると嬉しいですね。

そしてぷらほに戻ってみると↓

「『ひめゆり』感想在中 たいしたことないですが」と書かれた封筒が届いていました。残念ながら差出人の明記がなかったためお礼を伝えられませんが、ここを見てくれていることを祈って書き記しておきます。わざわざありがとうございました。感想、しかと受け取りましたよ。ぜひ来週25日(木)の「語る会」にもおいでくださいね。

そんなこんなで、上映6日目のレポでした。何度も書きますが明日が上映最終日。S副部長やらS生氏、映画祭事務局長・Tさん、デデデ大王さま、愛ママの教え子・Mつきーなどが来訪予定です。ぷらほメンバー&スタッフ一同、フォーラムにてお待ちしております!

昨年の上映会6日目のブログはこちら。ワイ子さんが描いてくれた、漫画で読む「ひめゆり再上映ヒストリー」の材料になったエントリです。ぜひ読んでくださいね。