ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

 ご挨拶

拝啓 陽春の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、突然ではございますが、平成15年に開設以来7年にわたりお引立ていただきました『ぷらっとほーむ』を、諸般の事情により3月末日をもちまして閉めることとなりました。
このところの『ぷらほ』を取り巻く財政状況の悪化と、今後の動向を見据え、スタッフの体力を勘案いたし、遺憾ながらもう解散。 
皆様の温かいご支援の中での苦渋の選択となりましたが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、皆様の今後ますますのご健勝をお祈り申し上げます。
上 略儀ながらご挨拶申し上げます。
                     敬 具
平成22年4月1日
ぷらっとほーむ 共同代表 滝口克典 松井愛


先月の「ぷらっとほーむ通信」に「ぷらほ、もう解散?」という滝口の記事を載せました。それを目にし、すぐに行動を起こしてくれた方々がいます。スポンサーの方々です。毎月欠かさず支援金を送ってくださる方々が、通信を読みさらに支援金を送ってくださったのです。「ぷらほを無くしたくない。頑張れ!」―――そんなメッセージが、異口同音に添えられていました。この7年間、「日常的には関われないけれど、ぷらほの活動を応援したいから送金する」という、スポンサーの方々の姿には本当に励まされてきました。何度お礼を申しても言い足りないくらいです。ありがとうございました。力及ばず申し訳ありません。


この7年間を振り返りますと、非常に感慨深いものがございます。滝口は高校の講師として、松井は専門学校の教師として、それぞれ教育に情熱を注いでいた2人が、不思議な縁で出会い活動を決意・スタートさせた『ぷらっとほーむ』。居場所づくりをメインに始まったぷらほの活動も、学びの場づくり、調査・研究、情報発信と、そのフィールドを徐々に広めて参りました。ぷらほの活動に興味を持ち、居場所や学びの場に集ってくれたメンバーたち。そして、ぷらほの理念に共鳴し、財政的支援をしてくれたスポンサー・サポーターのみなさん。その他、たくさんの方々に有形無形のご支援をいただいて参りました。本当に感謝しております。


「10周年が迎えられたら嬉しいね」と語っておりましたが、それも残念ながら叶いませんでした。しかしこの節目を「あれが新たな出発点だったね」と後々振り返られる気もしています。ぷらほは解散しますが、この7年間培ってきたものは無駄ではありません。スタッフ・メンバーともに、ぷらほでの日々を胸にそれぞれの道を歩みます。そしてまたいつか、何かの形で再会できたらいいですね。


それではこの辺で。7年間、本当にありがとうございました。


愛ママ