『みえない雲』&『チェルノブイリ・ハート』を語る会
本日、第12回シネマ・カルチャー・サロンが開催されました。取り上げた作品は、『みえない雲』&『チェルノブイリ・ハート』。17名の方々が参加してくださいました。
まずは、ひとりひとりから自己紹介&映画の感想を発表してもらい、それをかっちくんが板書。
いつもは自己紹介の後、かっちくんから20分ほど作品解説のレクチャーをしてもらうのですが、今回も前回に引き続きレクチャーの時間を圧縮し、ディスカッションの時間を多く取りました。2グループ(たきぐちアイランド・まついアイランド)に分かれ、それぞれディスカッションタイム!
こちらは「まついアイランド」↓
そしてこちらは「たきぐちアイランド」↓
それぞれの島で、貴重な議論が持たれました。
今回取り上げた2作品(特に『チェルノブイリ・ハート』)は、原発事故後を現在進行形で体験している私たちにとって、とても重たく、未来に希望が持てなくなるような内容でした。正直、心が折れそうです。放射能をはじめとする様々な情報に関して「国や県が大丈夫って言ってるし!」と思考停止したほうが楽ですし、そうでもしなければ日々をやり過ごせない状況です。そんな状況下に置かれた私たちにとって、さまざまな立場の人たちがゆるやかにつながり、さまざまな意見を自由に語れることは、何より支えになります。現状が一気に好転するなんてことはないけど、「同じ思いを抱える人がたくさんいるんだ」と知ることが出来れば、なんとか日々を生きていける気がします。
当然のことですが、シネカルをスタートさせた頃(昨年4月)には、こんなことが起こるなんて思ってもみませんでした。しかし、こうした「ゆるやかな場づくり」に取り組んできたことが、結果として私たちをエンパワーメントしてくれていたことに気づきます。これからも、映画をキーワードにした学びの場「シネマ・カルチャー・サロン」をゆる〜く運営していきますので、どうぞよろしくお願いします!
ということで、ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました!