ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

政治家と語る会①

スミーです。
本日14:00からはぷらっとほーむ本館にて、政治家と語る会が開催されました。
第1回目のゲストにお越しいただいたのは前・参議院議員舟山康江さんです。愛さん、滝口さんが聞き手をつとめ、参加者10名で始まりました。

はじめに、現在活動されている「置賜自給圏構想を考える会」のお話などを含めた、地元の農政の見通しやあるべき姿についてお話を伺い、公共事業に頼るのではなく地元の生産物や再生エネルギーを地元で消費する運動を通して地域の活性化と経済推進をはかる必要性についてのお話を伺いました。わたしたちも、同じものを買うなら地域のお店でかうなど、小さなお金の使い方から地域の経済を支える、足もとからの活動の大切さについて考えさせられました。

その後、3.11当時の舟山さんの活動についてお話を伺いました。原発事故に関するプロジェクトを立ち上げ、ベラルーシの大使をお呼びして勉強会を行うなど、事故後かなり早い段階から国民の命と財産を守るために必要な提言を行われていたというお話を伺いました。それらの提言が政府に受け入れられたとはいえず、現在まで続く問題として残されています。

他にも、政府と与党内の党員の立場の違いなどによる、大きな決定の路線変更の難しさに対して、マスコミが機能しないなかでいかに市民の声を上げることが大切か、若者の政治離れ、投票率の低いことが為政者にとって思うツボでしかないことなど、考えさせられるお話を伺いました。

参加者からは、なぜ原発事故問題の提言が政府に届かないのか、若者の政治離れの理由の一つとして当時の民主党政権の政策に対する失望から、どこに投票しても同じという気持ちが芽生えたということに対してどのようにお考えになるか、山形の高齢者問題について、などの質問が出され、活発に議論がなされました。

舟山さんはわかりやすい言葉で、とても丁寧にお話しくださり、政治のよくわからない部分についても、わたしたちにとって非常に身近な問題であるということを気づかせてくださいました。本日はたいへん貴重なお話をありがとうございました。