ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

トーク・ライブ&ラーニング・バー2015 vol.8

第8回目は、「311ボラMeeting」代表の多田曜子さんをゲストに迎え、開催しました。
震災復興支援の世界について、そして支援現場で感じているあれこれについて、じっくりお聞きします。

聞き手はじゅんこさんです。
多田さんは、中国留学、そしてアメリカへの交換留学したという経歴をお持ちのこと。
どんなお話が聞けるのでしょう?
多田さんが復興支援の世界に入ったのは、地震直後、まず自分ができることはないかと現地におもむき、ボランティアをすることから始まり、その後復興の現場をよく知っている職員の募集があり、そこで採用されたのがきっかけだったそうです。
いわゆる何でも屋という仕事で、瓦礫を撤去、家財道具の運搬、傾聴、軽いマッサージや、
本業の大工さん仕事を取らないように配慮して日曜大工のようなものもしていたそうです。
このキャシャな体でチェーンソーを使っていたという多田さんの言葉に会場はどよめきました。


現在は中間支援という立場で、現場で活動する人に指示を出す立場でなのだそうです。
けれども現場を知らなければ中間支援は出来ないという多田さんの思いから、たびたび被災地との往復をしているそうです。
そうして自分の時間を使ってまでも人のために働くことはなかなか出来ないことだと思いました。

多田さんがたくさんの支援者のかかわりの中で思うことがあるそうです。
支援する側にも「二次被災」ということが起こりうるのだそうです。
自分には、聞きなれない言葉でしたが、被災者の体験を利いているうちに、自分も悲惨な体験に身を置かれているのだと錯覚をしてしまい、心を病んでしまうのケースが多く、日本では、支援者を支援する制度が遅れているのだそうです。
支援する側の人というのは、まず自分が幸せに生きていることが大切で、
自分が幸せだからこそ人に幸せを分け与えてあげられるのだと思うとも話されていました。
自分を削りすぎないようセーブして仕事をすることも時としては必要であるするそうです。

復興を終え支援の仕事がそのものが終わることがハッピーエンド。
しかし復興を終わる見通しは立ってはいない。
だからこれからもこの仕事を継続していくとのことでした。


第二部も大盛況です。
多田さんはいろんなメンバーさんとも個別の交流をされていきました。
あるメンバーさんは、生き方について質問をしていました。
自分もそばで聞いていて、自分のことのように聞いていました。
多田さんの言葉がとても心に残りました。
まず父母に感謝すること。
そして誰になんと言われようとも自分の好きなことを追求し、自分の心に正直に生きること。
こうでなくてはならないということから開放される。
そうすることによって、今までとは違う一歩が踏み出せるのだと・・・。




こちらは、番外編です。

あいこさんと、いのっちの愛の共同作業!
2人で力を合わせて、交流会のおにぎりを作っています。
いのっち〜 恥ずかしがらなくても大丈夫よ!


本日の差し入れ

菅さん → おつまみ

ごちそうさまでした!