映画『ふたつめの影』の上映会に行ってきました!!
しげちゃんです。
先日お知らせした通り、『ふたつめの影』の上映会が、山形市総合福祉センター2階 交流ホールで開催されました。
この作品は、伝説的精神科医、フランシス・バザーリア(1924〜1980)が現場で感じた苦悩と喜び、その成果としての大いなる改革。患者達と一緒に挑んだ精神病院制度の解体が、ドキュメンタリータッチを取り入れつつ、物語が進んでいきます。
この映画の中で、バザーリア医師が言っていた。「自分の頭で考え、行動する。」という言葉が印象に残りました。
上映後、作品の時代背景を説明してくれる時間があり、質疑応答の時間が取られました。
個人的に説明を聞いて印象に残ったことは、オリンピックが開催されるたびに、開催国では、精神病患者を病院に隔離される政策がとられていていたこと。戦後に開催された東京オリンピックの時もそうだったこと。
電気ショックや、拘束、薬物投与が当たり前だった、日本の精神医療が転換したきっかけは、1970年代に活発になった学生運動がきっかけだったこと。
現在でも、「鬱には電気ショックが効果がある。」と発言している医者が少なからず現場にいることなど、様々なことが印象的でした。
以上、『ふたつめの影』上映会の感想でした。