ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

 彩多ネット

わたくしごとですが本日、忘年会に参加してきました。「彩多ネット」という名の、面白い人が集まるネットワークの忘年会です。新聞記者の方、自営業をされている方、NPO法人の代表をされている方、学校の校長をされている方、企業にお勤めの方―――。あらゆる世界の面白い人たちがメンバーです。私は、とあるご縁がきっかけで7年前から参加させてもらっています。なぜこの場でそんなことを書くのか。それは、この彩多ネットこそが私の中での「ぷらっとほーむのモデル」であるからです。


私が初めて、この「彩多ネット忘年会」に混ぜていただいた後、不思議な感覚が残りました。それは、簡単に言うと充実感のようなものです。初めて会った人たちばかりなのに、なぜこんなに充実した気持ちが得られたのだろう。私は家に帰ってからしばし考えました。結論はすぐに出ました。答えは簡単です。つないでくれる人がいたからです。


つなぎ役を果たしていたのは、彩多ネットでも中心核にいるMさん。飲み会の席での彼の動きは、目を見張るものがありました。初対面のAさんとBさんに、「Aさん、こちらは○○の仕事をされているBさん。この人は●●なところが面白いんだよね。Aさんの△△なところと共通すると思うから、ぜひ話してみて」とつなぐ。そしてMさんはまた別の初対面の人のところへ移動し、つなぐ。私を誰かにつないでくれた時は、こんな風に言ってくれたこともあります。


「この人をただの若い女の子だと思ったら痛い目に遭うぞ!」


ぶっちゃけ私は、ただの若い女の子だったと思います。でも、Mさんからそう言われたことで「ただの若い女の子に甘んじていてはいけない!」と背筋が伸びました。


Mさんの「つなぐ」という行動には、「知らない人同士が会話しやすいような環境をつくること」であると同時に、「“僕は君をこうとらえてるよ”というメッセージが伝わること」でもあるのです。これは私にとって大きな衝撃でした。「あぁ、こういう動きをしてくれる人さえいれば、初対面の人同士でも簡単につながれるんだ!」この事実は、私を突き動かすに十分でした。何に突き動かされているかもよく分からない。でも、この事実を知ったからには何か動き出さなきゃ!そう思ったのです。この一連の体験がなければ、ぷらっとほーむは生まれていない気がします。


年齢も背景も、それまでの経験も全く違う人たち。それでも、互いの良さを認め合える付き合い。そんな彩多ネットの魅力を、何らかの形にしたい。それが私の中でのぷらっとほーむの原点なのです。


あれから7年。今も変わらずMさんは私の憧れ。私の中の、目指すべきスタッフの姿です。



あ、彩多ネットの話が出た(っていうか出した)ので書いておきます。4年前、ぷらっとほーむの立ち上げに際し、彩多ネットで積み立てていた13万5千円を、全額ご寄付いただきました。不登校について色々取り組んでいらした彩多ネットメンバーのOさんなどが、ことあるごとに積み立ててこられた貴重なお金です。ささやかでも着実に、こうしてぷらっとほーむの活動を続けていることが、何よりの恩返しになるのでしょう。彩多ネットのメンバーがここを見ている訳ではないけど、感謝の気持ちを書き残したいと思います。ありがとうございました!