ぷらっとほーむの日記 ぷらほブログ

山形市・若者の居場所と学びの場づくりのNPO団体です

2012地区教研「不登校を考える」

ワイ子です。第62次 山形地区教育研究合同集会の「不登校を考える」分科会にて、今年もワイ子・アナゴくん・かめんぬちゃんがレポート発表してまいりました!
ちなみに昨年の様子はこちら→


ぷらほからは、Dirka嬢と貼子嬢、そして愛ママが聴きに来てくれました。どうもありまーん! でもって、研究協力者の席におわすは滝口さんです。


レポート発表は2本。2本目は私たちですが、1本目はなんとお塩ちゃんのお母さまでした! (お塩ちゃんのお母さまは、某小学校で先生をされています。) 日頃の試行錯誤や苦悩、そしてやさしいまなざしに満ちたレポートでした(*´ω`*)


休憩をはさみ(お塩ちゃんママンからもらったお菓子を食べつつ)、次はいよいよ私たちの発表です。
今年のレポートは、「通いたくなる学校とは? 〜不登校体験からの学校論〜」。昨年は元・不登校当事者からの「学校に行きたくない要素」の分析の提示だったので、今年は「行きたくなる要素」の提案をすることにしました。
昨年のレポートを踏まえ、とにかく現在の学校は「選択肢/選択権」がない、ということをまず挙げ、「選択肢を増やすという意味で、こういった取り組みはどうか」と、「学校の先生の多様化」「必要性のある学び」「学校外の人と交流できる空間・時間」を続けて述べました。



「とはいえ、私たちは学校の現場を知らないので、実践していることや難しさなどがあれば教えてください」と訊いてみたところ、やはり学校の先生方も、レポートに挙がったようなことをしてみたいと考えているそうで、しかし理想と現実の狭間に悩んでいるようでした。何にしても、学校は生徒も先生も時間に追われる仕組みになっている。でもやり方次第で、将来を見つめた選択・学びを得られる環境がつくれるのではないのか、といった話し合いになりました。


私たちの発表が終了し、また休憩をはさんだ後は、研究協力者の滝口さんの講座です。例年この時間は発表レポートを踏まえた話し合いをしたりするのですが、今回はちょっと趣向を変えて、ワークショップ形式でやりました。



タイトルは「不登校支援のゴールって?」。不登校支援、引いては若者支援のゴールとはなんだろう? ということで、ぷらほではよくやる「エゴマップ」をそれぞれが書きました(紙の中心に「私」の丸を書いて、現在自分が関わりあるもの・人・場所などを周囲に埋めていく)。
正社員に就職することが学校を出たあとのゴールではなくなった現在、非正規でも生きていける社会にしていかなくてはいけない。そのための「足場」がどれだけあるか。それを視覚化したのが「エゴマップ」ですよ、というような話でした。足場を増やす、つまり選択肢を増やそう、って話なのかな、と解釈しつつ聴いていました。


そんなこんなで無事終了! そして、今年もまた県教研へも参加することになりました!ヒャッホイ! 近々告知しますんで、皆さんどうぞ応援に来てくださいませ〜。